新しい月を迎えて

水遊びの始まりの日

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 保育園では、毎年水遊びの始まりの日に短く礼拝をします。
「このなつ、あんぜんにみずあそびがたのしめますように」
「おみずのなかでいきができますように」
 この時期、涼をとるのはもちろんですが、水をつかった遊びには深い学びがあります。
 バケツに汲んで運ぶときには、水の重さを知ります。
 流したり、入れ物に入れたり、かけたり、すくったりと、水の感触から気が付くことがたくさんあります。
 残念ながら今年も泳ぐ目的でのプール使用はしませんが、テラス、屋上や園庭でよい体験ができるように願っています。もちろん暑さ対策のミストシャワーを全開にします。
 さらに、ばら組はこの夏の体験として、八月二十六日に「夏のお楽しみ会」を企画しています。この日は通常保育の中でクッキングをし、子どもたちで夕食をとって帰るため、八時にお迎えに来ていただきます。(詳しくは、ばら組の保護者の皆様向けにおたより発行します。)
 今年は例年になく暑さの厳しい日が続いています。
 体力の消耗の激しいこの季節に、食事と休息を充分にとりながらすごしていきます。
 保護者の皆様もくれぐれもご自愛ください。

ほのおや鳩、教会の飾りでいっぱいにして

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 今月から、2年ぶりに保護者の方の入館を再開しました。
 振り返れば、保育室の様子や子ども同士のやり取り、保護者の方同士の交流などもはかられないまま、この時期までご協力いただきました。長い期間、本当にありがとうございます。
「ぼくのお部屋はこっちだよ。」
「ぞうさんバッグはここにかけるんだよ」
 保育室に子どもと一緒に向かわれる保護者の方の背中に喜びを感じました。また私たち職員がこれまで以上にお顔合わせさせていただく機会が与えられ、生活の様子を端々に見ていただくことは、大げさではありますが保育園の息づかいと言いますか、命あるものを感じていただけるのではないかと思います。
 食事のサンプルやお部屋前の写真などに会話が弾み、園全体が活気に満ちて、うれしく思いました。

 各保育室にて、準備の仕方に違いがあります。
たとえば、本館の乳児クラスは保育室の手前で着替えの補充などを済ませていただきます。
 新館のゆり、ばら組は子どもが保育室に入ってから自分で準備をします。あいだのすみれ組さんは、ちょうどその中間になるでしょうか、お家の方と一緒に支度をすることになります。身の回りのことを自分でするようになるというのも発達の段階があります。朝に帰りに、ぜひほかのクラスの子どもの様子なども目に留めていただければと思います。
 今月は、ペンテコステ(聖霊降臨日)のお祝いがあり、花の日(子どもの日)があります。
 保育園の中をほのおや鳩、教会の飾りでいっぱいにして、また、お花できれいに飾って、喜びの時としたいと思います。

安心して過ごすことのできる場所や時間を

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

保育園の木々も活き活きとして、緑が鮮やかな季節になりました。
新入園の皆様におかれましては、慣れ保育へのご協力ありがとうございました。ひよこ組もお部屋から這い這いでテラスへ出、草花をみたり、こいのぼりが泳ぐのを指差ししたり、わらべうたに声をあげて笑ったりしています。
ほかのクラスの子もようやく自分が安心して過ごすことのできる場所や時間をおぼえて、喜んでいます。
 
これからの季節は、風も気持ちよく、野菜を植えたり、砂場あそびをしたり、戸外での活動が楽しくなります。今年も園庭を自然豊かにしたいと築山の芝を植えました。新芽が出て、根が張ってきましたら、バッタやカマキリが来てくれるのを待ちます。暑さを感じさせる日が多くなりました。
屋上や園庭、ホールでもマスクの蒸し暑さや息苦しさに注意して、たくさん遊びたいと思います。
 
さて、先日の保護者懇談会には多くの保護者の方のご参加ありがとうございました。玄関先での受け渡しを続けている中で、館内に入っていただくこと自体、二年ぶりのことです。保育園の中での様子を少しでも感じていただけたでしょうか。保護者の皆様同士、笑顔でお顔合わせできたこと、また、家庭での様子を教えていただいたことも保育者は励みになりました。今後とも遠慮なく保育者にお声掛けくだされば幸いです。

子育ての喜びを

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

ご入園、ご進級おめでとうございます。

桜の花が舞う春がやってきました。
子どもにとっても、またご家族の皆様にとっても、保育園の始まりの日は印象深い日となります。
はじめのお預かりは涙しますが、お部屋の様子や保育者の様子がわかってくると直に穏やかにすごすことができるようになります。安心して保育者にお委ねいただきたいと思います。
感染症予防のため玄関先での受け入れを続けています。
スムーズな受け入れを、と心がけております。短い時間であってもお部屋での様子をお知らせできるよう努めます。
4月16日(土)に保育園としては、久方ぶりにクラス懇談会を開催しようと備えています。
子育ての喜びを保護者の皆様同士、また、保育者も共有させていただき、豊かな保育園生活となれば、と思います。
また、今月はイースターを迎えます。
イースターに至る前の期間は受難節と言って、イエスさまの十字架の苦難を思ってすごします。
そして、イースターの日には復活の喜びを保育園全体で祝います。新しい命が生まれるこの季節に、神さまから多くの恵みをいただいていることを感謝して、すごしたいと思います。
新しい一年間、どうぞよろしくお願いします。

これからの健やかさを願って

新しい月を迎えて

 雪の先月を忘れてしまうくらい暖かな日が多くなりました。
 外遊び用のベストを脱ぎ、腕まくりをして砂場で遊ぶ子、まだ遊んでいたいと泣いて訴える子、・・・子どもたちの活動の範囲が広がり、園庭や屋上、テラスなど肌で春を感じる良い機会が得られています。
 四月に入園してきた子どもたちは今ではすっかりと慣れ、保育者よりも先に職員室に「おにわにいってきます!」と元気な声をかけてくれるようになりました。
 ばら組の育てているヒヤシンスもたくさんの花をつけ、巣立っていく子どもたちを見送っているかのようです。
 三月五日にばら児二十八名全員がそろって卒園式を執り行うことができました。
 一人一人の証書を受け取る姿にこみ上げてくる思いを抑えつつ、しっかりと立つその背中にこれからの健やかさを願って止みません。
 三月の残りの日々を大切に過ごしていきたいと思います。
 今年度も皆様のご協力を得て、無事に終えようとしています。
 子育ての日々の変化に目をとめ、お家の方と保育者の方との伝え合いをさせていただきました。
 共に喜び、悩むこともご一緒させていただきました。
 感染症のことについてはすでに二年ほど、多くのご協力を得ながら歩んでいます。
 
 保護者の皆様、心より感謝申し上げます。
 新年度は当法人でも新しい保育園をもう一つ始めます。
 この松戸の地で喜びの種をまいて、さらに豊かに芽吹いていくことを切に願っています。

喜びもいただく

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

一年で最も寒い季節が来ました。
今年は例年以上に厳しいように感じます。
先月は積もるほどの降雪がありました。
 「すごいね!空からいっぱい降ってきてるよ。」
 「わたあめみたいだね」
あっという間に築山や玄関前を白く染め、子どもたちに歓喜の声があがりました。
はじめてみる雪に目をキラキラ輝かせている子どももあり、手で触れたその冷たさに驚いている様子もいとおしく思いました。
園庭、屋上、テラスとも格好の遊び場となり、雪だるまや雪うさぎをつくって大変に盛り上がりました。
翌朝には、凍結した坂道でヒヤリとされた方もあり、大人にとっては気をつけることが多い一日でしたが、これだけ保育園全体がワクワクした雰囲気に包まれたのも久しぶりでした。
感染症のことで非日常に悩まされる私たちは、この自然のもたらす非日常に喜びもいただくのだなと思いました。
 
感染症の流行がこれまで以上に大きくなり、いよいよクラス閉鎖、休園措置のお知らせをすることとなりました。お仕事にも影響が及び、ご不便をおかけします。
あらゆるご協力に感謝申し上げます。
ひきつづき感染予防に努めます。どうぞよろしくお願いします。

子育ての喜びや難しさを遠慮なく

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

新しい年、お慶び申し上げます。

 だいぶ寒い年の瀬でしたね。
 保護者の方から、「キリスト教の施設なので『明けましておめでとうございます』はおかしいですか」と尋ねられたことがあります。保育園の子どもには伝えたことですが、1月6日まではクリスマスの期間としています。そして、イエスさまが降誕されて、2022年経ったということを喜びと考えれば、遠慮なく新年のご挨拶を交わすこととしたいのです。
 
 年末年始の長い期間、ゆっくりできましたでしょうか。少し警戒しながらお出かけしたり、帰省されたりするご家庭もあったようにお見受けします。思えば昨年から感染症のことで制限の多い一年でした。保護者の皆様にもご協力いただくことが多く、本当に感謝申し上げます。
 
 年末から配信している動画も好評いただいています。日ごろの子どもの変化をお伝えできる機会を持つことができ、こちらもうれしく思っています。こういった動画や生活写真をご家庭で見るときに、ご家庭とは違った姿を見せてくれる子どももあります。その一方、わたしたちの知らない姿を保護者の方の前で表すこともよくあることです。少しでも保育園とご家庭とで子どもたち一人一人の育ちをよろこび合うことができればと思います。
 
 今月、もう一度個人面談を行います。大切なことは、子育ての喜びや難しさを遠慮なく保育者に伝えてほしいということです。土曜日の貴重な時間ではありますが、ご協力よろしくお願い申し上げます。

“暗闇”に身をおく期間

新しい月を迎えて

 私たちは灯りのない生活をなかなか想像しづらい状況にあります。
 11月16日は「もしも2時間ほど停電になったら」という設定で照明を消して保育を実施しました。いつもと違う部屋の様子に涙する子もいました。各クラスとも備えてあった災害用LEDランタンを灯しました。
 とても明るく部屋をくまなく照らしてくれたので、子どもも大人も安心して過ごすことができました。
 
 アドヴェント(待降節)の時期は特にこの“暗闇”に身をおく期間でもあります。 
 聖書の時代、一日は日没から始まりました。二千年前の夜の闇はとても深く、寒いものであったろうと思います。
 さらに外敵に支配された暗い世の中、それぞれが自分たちのためだけの毎日を過ごしていました。まさに暗闇の中を歩んでいるようなものでした。
 神さまから与えられた言葉は、「やがて光が与えられる」という希望の言葉です。
 クリスマスはイエスさまの降誕という大きな恵みが与えられます。
 アドヴェントの暗闇にロウソクが少しずつ灯っていくことを眺めて、喜びも豊かになっていくことを子どもたちと体験します。
 おうちの方にとっても、困難な一年であったかと思います。子どもたちと共にあたたかなクリスマスを迎えることができますように。
 クリスマスおめでとうございます。

収穫感謝の日

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 11月は収穫感謝の日を祝います。
 これは、アメリカの祝日、“サンクスギビングデイ”に由来しています。
 いまから400年ほど前の話です。
 イギリスからの移民としてアメリカにきた人々は、到着した最初の年に食物を得ることが難しく、多くの死者を出しました。
 その時に助けてくれたのは、その土地に詳しい先住民でした。先住民から知恵を得、翌年には穀物の収穫を豊かにすることができました。
 しかし、その後のアメリカはしばらく悲しい争いの歴史となりました。
 戦いが終わりを迎えたとき、第十六代大統領のリンカーンは、この日を家族で迎える日、与えられた恵みに感謝する日として、「サンクスギビングデイ」として祝日としました。
 保育園では、この日、秋の実りとあわせて、野菜や果物を囲んで礼拝をささげます。
 今年は特に普段保育園の中でいただいている給食の食材を並べて、育ててくださる農家の方や運んでくださる業者の方、給食の先生にも「ありがとう」の機会をもちます。
 私たちは、すべて自分の外から入ってくるものによって、大きくなります。しかも、私たちが口にするまでに相当な時間や働きを要しています。
 育まれた命をいただきながら、わたしたちの子どもにかける言葉の豊かさの大切さをおぼえます。
 そして、いただく命のもとに神さまがいます。
 自ら発する「ありがとう」の言葉に満たされながら、やがてくるアドベント、そしてクリスマスのことを思い、この月を過ごします。

リレーや玉入れの練習をしました

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 園庭での変化が楽しみな季節になりました。
 金木犀のあまい香りを楽しみ、黄色い小さな花はすぐに散っていきました。
 樹々の葉が色づき、秋色に染まっていきます。皆さんに見ていただけないのが残念なのですが、本館のひよこ室のテラスの奥のマテバシイの木もずいぶん大きくなりました。今年こそドングリがついてくれるとよいと願っています。プランターで育てた夏の植物から、秋冬に新しい植物を植えたいと思います。
 
 天気が良い日が続き、園庭や屋上での遊びが楽しくなってきました。
 砂場で遊ぶ日はどうしても玄関が砂まみれになります。今日はゆり組の子どもたちがほうきをもって、掃除のお手伝いをしてくれました。
 「次はわたしも」、「ぼくも」と玄関だけでなく、建物の通路や園庭まで交替で掃いてくれます。
 大人の目からは“お手伝い”になりますが、子どもたちにとっては遊びや生活の一部になっていることが、微笑ましい光景でした。
 
 わくわくプレイデイは第5回を数えます。
 先日、ばら組は開催場所の第一平和保育園園庭に行き、リレーや玉入れの練習をしました。走って、動いて、みんなで励まし合って、よろこぶ姿に今から当日が楽しみです。
 感染症拡大予防のため、今年度もクラスごとに実施します。保護者のほとんどの方がご家庭で見ていただきます。
 
 一日も早く、感染症のことを気にすることなく、園全体の行事として「子どももお家の方もみんなわくわく」の、わくわくプレイデイが開催できる日を願っています。

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