5月2018

新しい月を迎えて

か ぜ (童 謡)
だぁれが風をみたでしょう
ぼくもあなたも見やしない
けれど木の葉を ふるわせて
風は通りぬけていく

 緑のまぶしい気持ちの良い季節を迎えました。
屋上でこいのぼりを高くあげますと、青空にたなびいてすいすいと泳いでくれます。
初夏のさわやかな風がふいて、「こいのぼりおよいだね」「きょうはあっちにむいているよ」など、普段何気なく過ごしていることに目も向けて、子どもたちと気がつくことがあります。目に見えない風が確かに存在していて、私たちの間を通り過ぎていること教えてくれました。
 日ごろ新京成で通り過ぎている乗客の方の目に留まって、「気づかなかったけれどもここに保育園があるのだな」と思っていただけたかもしれません。
 5月20日、保育園ではペンテコステ(聖霊降臨日)を迎えます。ペンテコステはギリシア語で「50」の意味で、イエス・キリストが復活された日から数えて50日の出来事です。イエス様は復活された後、天に昇りました。弟子たちが祈っていると激しい風のような音が聞こえ、神様の見えない力が与えられ、その時から神様の言葉が世界中に広がりました。「教会の誕生日」とされるのはそのことの故です。
 私たちにも目には見えないけれども神様の恵みがいつも与えられていることを子どもたちと感謝するひと時を持ちます。

五月の歩み

 新しい入園の子もだいぶ保育園の生活に慣れてきました。
 朝の時少し泣いても、遊びが始まるとにこにこと過ごせるようになりました。
 復職の状況も子どものお熱や体調不良で順調にいかないこともあるかもしれません。
 子どもも大人も保育園でのたくさんの「初めて」がありますから、ゆっくりあせらずに保育園生活に親しんでもらえたらと願っています。

みことば

五月の聖句

ヨハネの手紙一 4章16節

 聖書に出てくる神様の「愛」という言葉は、名詞で116回、動詞で143回用いられているそうです。
 神様の愛は、より具体的に私たちを無条件に愛するという行為によって示されているのです。