9月2020

小さな虫博士たちからの報告

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 今年は暑さが厳しかったので、水の冷たさが余計に嬉しく感じた毎日でした。
 最近子どもたちの前でセミの話をしてからか、登園時に、わが園の小さな虫博士たちからの報告があります。
 「アリが巣に大きな羽をはこんでいたよ。たくさんいたよ」
 「せみと、せみのぬけがらと、が(・)とね、あげはちょうがいたんだよ。」
 道端で出会った身近な虫たちの世界について嬉々として語ってくれます。(セミの抜け殻と蛾もカウントされているところが何ともかわいらしく、素晴らしいと思いました。)
 目の前のことに追われて精一杯な私たちと比べて、子どもたちの心はゆったりとしていて、目に映る小さな世界は、私たち大人よりもはるかに大きな広がりを見ています。これからはバッタやトンボも楽しみですね。
 子どもたちに感化されて、秋には秋の楽しみをたくさん数えたいと思います。
 見るもの、聞くもの、香りなど今の季節の喜びをあじわいたいと願うのです。だいぶ暑さも和らいで、朝晩は涼しくなってきました。特別な秋をすごします
 

あなたがたが彼らに

みことば

9月の聖句
あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい

マルコによる福音書 6章 37節

 イエス様の話を聞くために集まった五千人もの人に食事を提供しなさいと弟子たちに語られた言葉です。到底、持ち合わせもなく、たまたま少年が持っていた五つのパン、二匹の小さな魚があるだけでした。
 しかし、イエス様を通して弟子たちが分けていくと全員が食べても十分に食べて余るほどに満たされるという奇跡のお話です。私たちは、「これだけしか」と少ないことに残念な思いを抱くものですが、神様に用いられることによって、喜びが多くなることを日々思わされます。