最近の記事から

いつもの状態を知れば知るほど

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 子どもたちの夢中になって遊ぶ姿に、愛おしさをおぼえます。とくに、0歳児クラスはこのところ著しく活発に動くようになりました。
 安心できる保育者のひざ元から少しずつ、遊びに移っていく姿に喜びを感じます。0歳児の子どもたちは手指の感覚よりも口の触覚の方が優位であり、いろいろなものを口に入れようとします。鈴の鳴るおもちゃをなめて見たり、ポットン落としの箱や棚の角を噛んでみたり、常日頃から衛生に気を使いつつ、少しずつ行動の範囲が広がっていくことに、こちらの工夫が試されます。
 
 また言語化されない時期の子どもの表現を大人がどのように受け止めるのか、私たちは五感全体を用いていることに気づきます。たとえば、保育者の膝によりかかる体重のかけ方や、洋服の裾を握る手の強さなど、いつもの状態を知れば知るほど、その大切さに気付かされます。
 
 4月入園の子は5ヶ月が経過しました。それぞれにできることが増え、感情の表し方や個々の性格、大事にしたいこだわりも知ることができるようになった時に、一層自らの敏感さを求める思いになります。
 例えば、色別のカップを積み上げていた時に、ガラガラと崩れて、それが面白くなってケタケタと笑う。かさねては崩して、笑う。それを見て、保育者も一緒にもらい笑いしてしまう。小さな世界で毎日すごすときに、大きい人も小さい人も等しく共感できるそういう瞬間があります。
 
 大人からの発信でなく、小さい人たちからの知らせを聞く喜びがあります。秋になり、幾分テラスが過ごしやすくなりますので、虫の声や色づいた葉っぱなど、季節の変化を肌で感じていきたいと思います。

あなたがたが彼らに

みことば

☆9月の聖句

マルコによる福音書 6章37節

イエス様が祝福し、弟子たちの手に渡された5つのパンと2匹の魚は5千人もの人のお腹を満たしました。
神様は私たちを用いて、小さなことを豊かにしてくださると礼拝にて、子どもたちと知ることができました

文末の一言が

新しい月を迎えて 未分類

先日、うれしいことがありました。
保育園のポストに手紙が入っていまして、差出人は三月に卒園した小学一年生のTくんとご家族からでした。
しかも、わざわざ園まで届けてくださったようです。


“だいさんへいわほいくえんのせんせいへ
ほいくえんにいるとき、
そだててもらってありがとうございました。
〇〇しょうがっこうにいってから、
さんすう、こくご、どうとく、たいいく、せいかつ、
しょしゃ、おんがく、しゅくだい、けいさん、
などがんばっています。またきます。”

書き方ノートに丁寧に書かれた内容に、今のT君の様子が溢れていて、「うん、うん」とうなずきつつ読ませていただきました。お母様もT君が表現した内容に驚かれたようです。

わたしたちの施設は、学区の境目にある保育園です。
卒園すると複数の小学校に分かれます。お母様からの手紙からクラスに同じ保育園からの子はいないこと、それでも新しい関係の中で活き活きと過ごされていることが知らされました。
最近はメールのやり取りなどが多く、直筆で手紙を書く機会も少なくなりました。
瞬時に伝わる電子のものとは違った伝わり方が手紙にはあります。元気さや健やかさが字体にも表れています。
「またきます」の文末の一言がうれしいですよね。
いつでも待っています。
クラスには段ボールで作った赤いポストが置かれています。字やイラストを描いて、ポストに入れて、先生や子ども同士でのやりとりを楽しみます。
日常の遊びがいろいろな豊かさを含んでいることに感謝しています。

平和が

みことば

☆8月の聖句

ヨハネによる福音書20章19節

8月にこの聖句を子どもたちとおぼえます。
まず神様がわたしたちの間に立ってくださる喜びがあります。世界の子どもに平和があるように祈ります。

体が暑さに慣れる時期

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

第一月曜日はお誕生会の日です。
礼拝の後にみんなで「うまれるまえから」を歌って、祝います。誕生日カードは手形を押して、成長の記録を残すようにしています。あんなに小さかった手が、今では枠からはみ出てしまうのでは、と思うほど大きくなり、喜びを噛みしめるひと時ですね。
となりに座った4歳児クラスの子が、わたしの手と自分の手を比べて、「来年は先生の手と同じくらいおおきくなるからね」と教えてくれました。
またくらべっこができるように楽しみに待っています。

暑い夏がやってきました。
保育園から保護者の皆さんを「いってらっしゃい」と見送った後のことを思います。暑さの厳しい中、ここからお仕事先に向かう保護者の皆さんを想像し、頭の下がる思いです。
朝から汗びっしょりの子どもも多く思います。
この時期は子どもの体が暑さに慣れる時期です。
適宜冷房も活用しながらも、しっかりと汗をかいて体温調節できるよう、水分補給、着替えなどを充分にしていきたいと思います。
また、子どもたちが「自分でする」という機会をとおして、身の周りをきれいに保つことや自分のことを大切にする視点が養われていきます。
ゆったりとした気持ちで誘いかけ、子どもが納得するまで待つようにしていきたいと思います。
保育園では、子どもたちが楽しみにしている水あそびが始まります。安全に配慮しつつ、涼をとり、ひんやりとした感触に触れ、体をたっぷりとつかって遊ぶ体験を進めていきます。
おそらくは、お帰りの際の汚れ物が多くなる時期かと思います。
着替えのご準備などのご協力をよろしくお願い申し上げます

わたしたちには何も

みことば

☆7月の聖句

詩編23章1節

神様は羊飼い、わたしたちは養われる羊です。
羊は、羊飼いの言葉に従い、安らかに生きることができます。私たちも神様の導きに従って歩むものです。

大人の側の

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

先月のペンテコステ礼拝にあわせて、どうしても赤い大きな花を飾りたいと、アマリリスの球根をクラスの保育者に託しました。水をやり、室内で日の当たる場所に置いて、様子を見ました。とてもよく咲いてくれました。
ただ、一週早く盛りを迎えてしまい、なかなか人の思い通りにはいかないことを知ります。
 
保育の毎日もそうです。
なかなか大人の意図したところに響かない場合があったり、また、たくさんの「ぼくはこうしたかったのに!」がぶつかり、トラブルになったりということもあります。問題の多くは、大人の側の即効性を期待する難しさにあると思っています。
伝えるタイミングや伝え方、伝える人、いろいろなアプローチがあって、良い方向を探ることが大切だと考えます。園では、怪我につながらないよう注視しつつ、子どもの思いには時間をかけて向き合うこととしています。
 
今月は個人面談をすごします。
新しい一日の生活が整ったところで、ご家庭とクラスの保育者と思いを分かち合う機会を持つことができて、うれしく思います。
すでに、ご家庭からいくつかの相談をいただいています。
あわせて、こちらもクラスでの様子をお伝えできればと思います。
 
6月、花の日礼拝をおこないます。
聖書に「野原の花がどのように育つのかを考えてみなさい。」というイエス様の言葉があります。
小さな野の草でさえ、神様は色どりや美しさをもって装ってくださいます。神様は私たちを顧みないはずはありません。
子どもたち一人ひとりの持つ美しさを喜び、
そして、神様はすべて違う仕方で育まれることを知ります。
良い時間がすごせれば、と願います

このような者たちの

みことば

☆6月の聖句

マタイによる福音書 19章 14節

子どものようにすべてを自分以外のものに委ねるものこそ、神様の愛のうちにもっとも近くあるのだと教えられます。

子どもの体調不良について

おしらせ

新型コロナ感染症の規制が緩和されたことは園にとっても、大きな喜びです。だからこそ、消毒や換気などの基本的な感染対策は継続してまいります。
特に今年は、マスクを外しての生活に戻り、インフルエンザを含めた、ほかの感染症の流行が懸念されます。
ご家庭におかれましても、子どもの健康管理にはご留意ください。
※園では37.5℃以上の発熱、また、明らかな体調不良を認めた場合に連絡をとらせていただいています。
これは、集団生活の中で感染拡大の予防のためです。
また、解熱後24時間は静養の目安としています。
皆様のご協力お願い申し上げます。

生命の勢いが溢れ

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

園庭の緑もぐんぐんと鮮やかさを増して、子どもたちの元気に呼応するかのようです。
もう既に庭のレモンの木にアゲハ蝶が来ています。
この夏にかけて生命の勢いが溢れ、毎朝子どもたちと何を楽しみとしようか迷うほどです。
天気の良い日は、園庭も屋上も一階のテラスもフル活用してすごしています。
乳児クラスは自分で靴を履くことが一つのハードルとなります。
ちょうど園庭に出る手前のベンチに座り、大人の手助けを待って、自分の靴を見つめたままの子どもがいます。ある時は待ってみて、ある時には手伝いをしながら・・・、子どもが自分でできる機会を守ることもクラスの課題です。

さて、先月はイエス様の復活の喜びを共にしました。
今月はキリスト教の三大祝日の一つペンテコステ(聖霊降臨日)を祝います。
イースターから50日目に目に見えない神さまの力が与えられた日を祝います。
この日から様々な国の言葉でイエス様を伝えていくことが始まったことから「教会の誕生した日」ともいわれます。
「聖霊が降った時、炎のような舌が分かれ分かれとなって、弟子たちの上にとどまった。」ことを記念して、赤いものを連想する飾りを用います。

「連休明けから、新型コロナ感染症も感染症法上の位置づけが変更されました。
ひき続き消毒、換気、手洗いの励行など、基本的な事項は続けてまいります。
礼拝の場でマスクなしで子どもたちの前に立つと、
あれ、せんせいマスクわすれてるよ!」と声があがりました。それだけ、マスク着用が習慣化しているのですね。
ときにマスクを外してすごすこともお許しいただき、
精一杯の笑顔で子どもを迎えます。

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