最近の記事から

とても大切なこと

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 卒園に向けて育てたヒヤシンスが早くも満開を迎えています。色とりどりの花に囲まれて、玄関先が華やかになりました。
 雪の日もありましたが、総じてこの冬は暖かいようです。
 感染症対策で第三平和保育園では、これまで館内で過ごすことが多かったのですが、日を選んで、園外に出かけることも増えてきました。

 「まっすぐせんせいのほうをみてくださーい」
 出発前、保育者を先頭に手をつないで並びます。
 目的地は公園です。普段何気なく通り過ぎている場所も、子ども同士で歩くとだいぶ印象が違います。
 歩道のない場所、車の通りが激しいところ、路側帯に停まっている大きな車を避けて通り過ぎるなど、気をつけるポイントがいくつもあります。
 危険の多い場所に出るときに、まず子どもたちは安心の基となる保育者に目を向ける。このことは、とても大切なことです。
 これは、普段の生活の中でも通じることです。
 世の中には、言葉が溢れ、情報が溢れます。いろいろな刺激に目を奪われる子どもたちには、心の拠り所となる方をまっすぐ見つめてほしいと願っています。わたしたちの後ろにもっとおおきな安心の基となる神様の存在があることを伝え続けたいと思います。

 三月は別れの季節でもあります。
 新しい生活に神様の守りと導きを信じています。
 保護者の皆様のお支えにより、一年の歩みが無事に守られたました。
 心より感謝申し上げます。

求めなさい

みことば

☆3月の聖句

マタイによる福音書 7章7節

求めても、すぐに手に入らないことの方が多いはずです。わたし以上にわたしのことをご存じの神様は今、本当に必要なものを教えてくださっています。そのことを祈って自分を見つめるひと月としたいのです

枯れ芝生を洋服にいっぱいつけた

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

寒い日、暖かい日を繰り返し、春に向かっていることを実感しています。
天候を選んで、園の外にもでかけるようになりました。
私たちの法人では2台の保育園バスがあります。
芋掘り、防災センターなど、少しの遠出にはちょうど良い大きさのバスです。
先日は、すみれ組が、初めて第一平和保育園の園庭に遊びに出かけました。
普段、生活している街の中をクラスの仲間と通るときに子どもたちから声があがります。
「あ!昨日ヨーカドーで買い物したー」
「ここから曲がると〇〇ちゃんのおうちだよ」
会話から、子どもたちの気持ちの合わさっていく様子がよく分かり、また保育者はご家庭の様子が伝わってくるので、片道10分のバスの行き来だけでも、喜びが大きいと感じました。
第一平和保育園の園庭は、旧園舎のあった場所につくられた園庭です。各施設で使うことのできるとの願いから、「みんなの園庭」といいます。
広い原っぱ。ちょうど木登りに向いている程よい大きさの樹、ゴムチップのトラックがある園庭です。とても自然にも恵まれた環境です。
奥の植え込みは、旧園舎時代からの古い樹がそのまま残っていて、ジャングルのように樹々に囲まれたスペースも魅力的でした。
帰りのバスも枯れ芝生を洋服にいっぱいつけた子どもたちが「たのしかった。また行きたい。」と口にしていました。
外に出て空の大きさを感じたり、顔にあたる風の冷たさやご近所の猫が通り過ぎたり、第一平和保育園のみなさんともご一緒して、良い時間をすごしました。公園とも、また違う味わいがあります。

涸れた谷に

みことば

☆2月の聖句

詩編 42編 2節

鹿はかつて確かに存在したはずのうるおいを求めて、谷に下りていきます。私たちも神様の言葉を聞く機会が与えられ、それによっていのちを得、うるおいを与えられていることに感謝します。

子どもたちの心の変化は

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 今年の元旦は地震のアラートを聞き、大変に驚きました。
 皆様の中でも家族の団欒の中で地震や事故の報道に触れ、ご不安にあったかと思います。困難さの只中にある北陸の被災地を思い、心からお見舞い申し上げます。

 さて、子どもたちは年末年始のお休みの間、楽しく過ごしたことがよくわかりました。集まって座っていても、お互いの喜びの報告が続いて、にぎやかな様子です。
 そのような中で子どもたちと新しい年最初の礼拝をささげました。
 「心の貧しい人々は、幸いである」(マタイによる福音書 5章3節)
 イエス様の話を聴くために集まった人たちは、貧しさや病気、困難さを持っている人々でした。そういった人々を前に、そういう人は幸せだとイエスさまが言うのです。たくさんのものに満たされた私たちは心の中を何で満たして喜びとするでしょうか。
 今日の話は子どもに届いたように思います。
 他者に心が向かうことができる優しい子どもたちです。
 被災地のことを思う気持ちも相まって、礼拝後の子どもたちの心の変化は表情からわかりました。
 保育園の中でいただくあたたかな光が少しでも周りの方を明るくすることができますように願っています。
 利用者の皆様、また保育者を含め関係の方々から被災の状況を伺っております。当施設でも出来うる支援が果たせたらと願います。
 今年一年も争いや災いから、子どもたちが守られるように、毎日感謝と喜びをもって、歩むことができるように願います。
 これまでのお支えに感謝するとともに、新しい年もよろしくお願い申し上げます。

愛は

みことば

☆1月の聖句

コリントの信徒への手紙一 13章4節

結婚式でよく読まれる聖書の箇所です。
相手を思う心とは時間をかけて育まれるものであることを教えています。イエス様は私たちのために待ってくださる方です。

ひときわ輝く小さな光

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 「もし保育園が火事になったら、どうしますか?」
ばら組の子どもたちは、
「ハンカチを口に当てる」、
「背を低くして、外に逃げる」
とこたえてくれます。
きちんと、避難訓練で保育者が伝えている約束を受け止めてくれているな、と安心します。

 先日、たんぽぽ組の子に同じ質問をした時にこのようなこたえが返ってきました。
「ママとパパに『助けて』っていうんだよ」
遠く離れたところにいるご家族に助けてもらうというのです。
私「どうやって?」
「こうだよ」といって、電話をかけるふりをしてくれました。なんとも、その仕草がかわいらしくて、うれしくなりました。
同時に、子どもの安心の中心が保護者の方にあるということを実感し、しっかりとした親子のつながりが、時間や場所を越えていると思わされたことでした。
 
保育園ではアドヴェント(待降節)を迎えています。
 どこにいても安心できない世の中に、神様はいつでも共にいてくださるイエス様という存在を与えてくださって、その喜びは今もこれから先も続くのだと教えてくださったのがクリスマスです。
 いつの時代でも、暗闇があります。その中で、ひときわ輝く小さな光があるということを子どもから、教えてもらうクリスマス。
 
祈りつつ、丁寧にその喜びを味わいたいと思います。

おことばどおり

みことば

☆12月の聖句

ルカによる福音書 1章38節

天使カブリエルより、イエス様を身ごもったことを告げられたマリアが語った言葉です。
驚きや恐れがある。しかし、神様の大きな計画があり、それが自分をとおして実現されるということをマリアはその場で悟りました

未分類

入園前の問い合わせで熱心なのが食事のことです。どのような食事が提供されているかはもちろん、食材やアレルギーの対応、形やメニューなど、話題に事欠きません。
毎日のクラスでも、こども、保育者はその日の給食に思いが募ります。
食育が大切にされるようになり久しくなりました。
子どもたちのいのちに関わる大切な事柄として、単に食べることの大切さを伝えるだけでなく、子どもたちが育っていく過程で、どのような食材に出会ってきたか、どのように食べるか。大きな変化が生じるこの乳幼期に、毎日の様子をご家庭と共に喜びたいと願っています。
保育園では、その日の食事の写真を玄関先に映しています。
送迎時に親子の会話が弾む様子を聴かせていただくことも多く、中には、給食室に毎日立ち寄って、「今日の給食おいしかったよ」と声をかけてくださる家庭もあります。
「あそび」と「食」、ぜひご家庭と共に毎日の伝え合いができれば、と願います。
給食室の栄養士、調理師は「保育者」として、毎日の
子どもの育ちに喜びをおぼえています。
今月は収穫感謝礼拝があります。
アメリカで祝われるサンクス・ギビング・デイにあわせて、行われます。
今年も「育てたものを食べたい」とクラスごとに少しずつ大きくなったキノコ、野菜の成長を楽しみにしています。
子どもたちと気づかされるのは、私たちがこうして野菜の育つのをじっと見て、水をあげて、楽しみにしているように、神様は私たち一人一人をじっと見て、必要なものを与えてくださり、少しずつ育つことを一番喜んでくださっているのだということです。
わたしたちも神様の実りとして、喜びの秋をすごします。

よその畑に

みことば

☆11月の聖句

ルツ記 2章8節

「落ち穂ひろい」の絵にあるように、異邦人や貧しい者のために落ち穂を畑に残しておくことが昔の決まりでした。神様はルツに目をとめ、やがて祝福に満ちて歩むようになります。わたしたちの貧しさに目をとめてくださる神様に感謝します。

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