新しい月を迎えて

リレーや玉入れの練習をしました

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 園庭での変化が楽しみな季節になりました。
 金木犀のあまい香りを楽しみ、黄色い小さな花はすぐに散っていきました。
 樹々の葉が色づき、秋色に染まっていきます。皆さんに見ていただけないのが残念なのですが、本館のひよこ室のテラスの奥のマテバシイの木もずいぶん大きくなりました。今年こそドングリがついてくれるとよいと願っています。プランターで育てた夏の植物から、秋冬に新しい植物を植えたいと思います。
 
 天気が良い日が続き、園庭や屋上での遊びが楽しくなってきました。
 砂場で遊ぶ日はどうしても玄関が砂まみれになります。今日はゆり組の子どもたちがほうきをもって、掃除のお手伝いをしてくれました。
 「次はわたしも」、「ぼくも」と玄関だけでなく、建物の通路や園庭まで交替で掃いてくれます。
 大人の目からは“お手伝い”になりますが、子どもたちにとっては遊びや生活の一部になっていることが、微笑ましい光景でした。
 
 わくわくプレイデイは第5回を数えます。
 先日、ばら組は開催場所の第一平和保育園園庭に行き、リレーや玉入れの練習をしました。走って、動いて、みんなで励まし合って、よろこぶ姿に今から当日が楽しみです。
 感染症拡大予防のため、今年度もクラスごとに実施します。保護者のほとんどの方がご家庭で見ていただきます。
 
 一日も早く、感染症のことを気にすることなく、園全体の行事として「子どももお家の方もみんなわくわく」の、わくわくプレイデイが開催できる日を願っています。

早寝・早起き・朝ごはん

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 涼しい九月の始まりでした。
 夏の間、お休みのご協力いただいたご家庭も多くありました。ありがとうございました。
 この夏は緊急事態宣言下で、おでかけにも制限があって、お家の中で過ごすことの多い毎日だったと思います。ご実家への帰省も難しく、オンラインでつながるとことが新しい日常になりつつあるようです。
 先月は暑さ指数や後半の長雨によって、室内ですごすことも多かったのですが、水遊びの機会を持つことができ、良かったです。
 水を汲んだり、みずでっぽうをしたり、噴水から容器に水を溜めたりと思い思いに水に親しんだ夏でした。
 さかなの装飾を施したり、スライムでひんやりとした感触を楽しんだり、夏としての趣向を凝らして各クラスがすごしました。
 この秋もお迎えの際に開口一番「きょうはたのしかったよ!」と言ってもらえるように、また、喜びを増やしていきたいと思います。
 だいぶ、玄関で写真などを見ていただくことも多くなりました。子どもの育ちの様子をしっかりと見ていただくために、二か月ごとのクラス写真もぜひご覧ください。
 秋の季節になりますと、徐々に日が短くなります。
 ここであらためてお願いしたいのは、睡眠を含めた生活習慣をご家庭ごとに整えていただくことです。
 特に、「早寝・早起き・朝ごはん」は乳幼児期の身体にとっても、大切なことです。保育園の主活動は9時に始まりますので、遅くとも2時間前の7時には起床することをおすすめしています。
 朝晩も涼しくなり、体調を崩しやすい季節でもあります。
 充分な睡眠と栄養をとって備えましょう。

「 わたしの〇〇 」

だいさんへいわ 新しい月を迎えて


 この夏も平和について、子どもたちと知る機会を得ています。
 「仲直りをする」「敵を愛する」「さばかない」という題で聖書の話を聞きました。神さまはとても難しいことを私たちに期待します。
 
 保育園では、お互いの違いによって、さまざまな争いが生まれます。そこで争いのもとは何かを子どもたちと考えてみました。
 
 赤ちゃんは五感を通して、自分とほかの人、家族と保育者、いつもいる人、いない人を認知し、その幅を広げていきます。自分と身の周りの違いを知ると、年齢を重ねるごとに、「わたしの先生」「わたしのともだち」「わたしのばしょ」「わたしのもの」といったように、「わたしの〇〇」が増えてきます。
 自分を基点として、世界を広げていくことは成長の過程でとても大切なことです。
 しかし、集団で生活しているがゆえに多くの異なった「わたしの〇〇」がお互いに衝突を生みます。
 
 神さまはまず最も大切にされるのは「わたし」そのものと言ってくださいます。まず、わたしが大切にされている。このことが一番の根にある。この喜びを知る保育園でありたいと思います。
 
 オリンピックの年、自分と周りとの関係を一層強く思います。多様性を重んじられ、保育園の小さな世界の中でも等しく互いに認め合うことを大事にしたいと思います。小さな世界の平和の種まきを今日も続けていきます。

「たたかったの?」「つよいの?」

新しい月を迎えて

 すみれ組の部屋に行った際、子どもたちが私に次々と感謝の言葉を口にしました。
 「えんちょうせんせい、ありがとう。」
 「ありがとう!つよいね。」
 「どうやって、かえってもらったの?」
 わたしは、大勢の子どもからの祝福に何のことかと不思議がっていました。
 それを見た保育者から「さっきの不審者の避難訓練のことですよ」と教えられ、ハッとしました。

 その日の訓練のストーリーを子どもたちは真剣な思いで聴き、その場で起きた事件に、園長が今まさに目の前の不審者と対峙し、格闘の末施設の外に追い出したように理解したのだとわかりました。
 子どもたちが目に見えないところを想像し、子どもたち同士の世界が大きく広がっていることにうれしくもありました。

 大切なのは、子どもからの「(不審者の人に)どうやってかえってもらったの?」にどう答えるかでした。
 「剣で?」「たたかったの?」「つよいの?」
 子どもたちを安心させ、しかしながら、毅然と対応する仕方について、実際どうするのか、との問いかけにとっさに出た言葉はこうでした。
「『帰ってください』とお話したら、すぐに帰ってくれたよ。大丈夫だったよ。」
 子どもたちが安心できる返事は何だろうととっさに出た言葉はこれでした。
 すると、一人の子が「こどものばしょだから?」と加えてくれました。本当にその通りだと思いました。
 子どもたちの想像と気づきに本当にこちらが教えられる思いがします。
 実際には、職員同士連携して対処できるように繰り返しの訓練が必要に思います。
 子どもと保育者がともに身の回りの安全を意識できるように、また保護者の方が安心して、お預けいただけるよう努めます。

すすんで、自ら、元気よく

新しい月を迎えて

 雨の合間をぬって、降り注ぐ初夏の日差しに暑さ対策を講じる日も多くなってきました。
 ばら組の子が屋上でお弁当を食べるために、私がテントを出していたら、「ありがたいねぇ」と口々に伝えてくれて、思わず吹き出してしまいました。
 天候と相談しながら、戸外での活動も豊かになってきました。
 園庭では今年もレモンの木にあおむしがきました。
 子どもたちは蛹から蝶になって飛び立つことを楽しみに大切に見守っています。
 (今は食べられすぎて、葉っぱがなくならないようにネットをかけています。)
 フェンスの向こう側の国道のにぎやかさに比べて、保育園の庭では穏やかな光景があり、ゆったりと時間が流れています。
 園庭を作ったときに「植えてあるものを子どもたちが好きにむしったり、抜いたりしてもいいように」とシロツメクサを植えています。
 子どもたちとプランターでの植物の栽培など、毎日の変化に気づきを得ながら、小さないのちの成長をじっと見つめています。
 6月はひと雨、ひと雨、軒下で恵みの雨を眺めつつ、保育室内でも喜んで本格的な夏を待ちます。
 
 感染症対策で玄関での受け入れ、受け渡しを続けています。長くお待たせしてしまい、ご不便をおかけしております。なるべくスムーズに行えるよう努めます。
 職場復帰の保護者の方も、また子どもも新しい生活時間が整ってきたことで、一日のリズムがついてきました。
 そこで朝はあいさつから気持ちよくスタートする習慣を持ちたいと思います。「すすんで、自ら、元気よく」を合言葉に、保護者の皆さん同士もぜひ声を交わしあって、一日が始まりますように願っています。

自然と背中がしっかりしてくるような

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 木々は緑を深くして、雲雀がかわいく鳴いているのを耳にしました。子どもたちと外の広がりに目を向けて過ごしていく五月としたいものです。
 長いお休みの間は楽しく過ごされたでしょうか。
 新型コロナのことも影響して、ご家庭で静かな毎日を過ごした方も多いように思います。
 四月に入園したばかりの子どももお部屋や大人に慣れてきました。ここからは生活や時間、見るもの聞くものに少しずつ自分らしさが出てくるかと思います。
 子どもの日を経て、この時期の乳幼児期の育ちのことを思います。殊に乳児クラスの今月のテーマは這い這いの大切さをおぼえています。健康体育でご指導いただいている桑村先生から伺うところでは、人間は生まれてから二足歩行へと移行するまでに、寝返りから腹ばい、這い這いから高這いへというように低い姿勢から高い姿勢へと段階をともなって、育っていきます。
 このところは身体の軸がしっかりとした状態になるまで、よく見ていく必要があります。確かに幼児クラスの子どもたちを見ていると椅子に座っても、姿勢が保てなくて、机にひじをついたり、背中が丸まっていたりとどうも身体がぐにゃりとやわらかい子が多い気がしています。
 日常の遊びの中にくぐり棚やトンネルを用いたり、階段を四つ這いで上がったりしながら、自然と背中がしっかりしてくるような遊びを取り入れていきます。
 
 玄関先対応を行っていることが続き、何とか日ごろの保育の様子をお伝えできるようにとクラスのお知らせを貼るようにしています。お待ちいただく間にご覧頂けたら幸いです。
 ピスティスの会の職員研修のため、ご協力いただきましたこと、心から御礼申し上げます。日ごろの豊かな保育のために資するように有意義な時間を過ごさせていただきます。

保育園で過ごした歩みが

新しい月を迎えて

 屋内にとどまることが多いからこそ、春の到来をうれしく思えてなりません。
 ばら組のみんなが大切に育てたヒヤシンスも色とりどりの花をつけ、晴れやかなお祝いの日を飾ります。
 新館の完成から一年が経過し、園庭やホールなど活動の幅を広げて過ごすことができました。
 園児の数も増え、多くのご家族と共に保育園の中で交わりの時を大切にしていきたいと願いました。
 保育園の営みはやはり対面で、肌と肌が触れる関係の中で、といつもこのことを大切にしてきましたが、マスクでの保育のやるせなさを味わいました。
 あらゆる変化を余儀なくされた一年でした。
 しかしながら皆様のお支えにより、健やかな保育のいとなみを続けることができました。心より厚く御礼申し上げます。
 先日は「ふゆのおたのしみかい」を行いました。
 ばら組のグループが思い出のお部屋をまわって、謎を解きました。保育者も共に楽しんで、良い時間をすごしました。
 いよいよ3月6日に25名の卒園児を送ります。
 ひとりひとりの名を呼んで、卒園証書を手渡す際には、保護者の方の子育てをご一緒させていただいたことも深く思い出され、ここまでの歩みを振り返り、胸が熱くなります。
 初めての登園日に後ろ髪ひかれる思いで出勤された日のこと。楽しかった保育園での出来事を嬉々として話しながら帰った日のこと。急な発熱でお仕事の調整をしていただいた日のこと・・・。
 子どもたちの中に少しでも保育園で過ごした歩みがとどまってくれると嬉しいです。
 そして、いつか大きく成長され元気な姿を見せてくれたらと思います。

その子のその瞬間に

新しい月を迎えて

 暦の上では春となりますが、まだまだ寒い日が続きます。
 先日も「雪だ」、「あられだよ」、と空から降ってくる季節のおくりものに目を輝かせる子どもたちの姿がありました。身近な自然や出来事にいつも目を向けることを子どもたちと楽しんでいます。
 そして私たちは子どもたちが表すことばのすばらしさに日々感動をおぼえます。
 吐く息の白さに「くちからけむりがでてるよ」や、「ちゅうしゃじょうのみずたまりがガラスになってたよ」など子どもらしい一言を伝えてくれます。
 つぶやきはその子のその瞬間に出されるものですから、保育者はできるだけ書き留めていくようにと心がけています。
 目に見えない「今」をとどめておくこと、このことはお子さんが成長する過程でとても大切にしたいことですので、ご家庭でも忘れないうちに記録しておくことがよいと思います。

 送り迎えの時や連絡帳でお知らせくださっても、うれしいことです。

 玄関先で寒い中お待ちいただいていますこと、本当にありがとうございます。
 二回目の緊急事態宣言が延長されました。保護者の皆様にあらゆるご協力をいただき感謝しています。ひきつづき感染予防に努めてまいります。よろしくお願い申し上げます。

弾んだ声に

新しい月を迎えて

新しい年もよろしくお願い申し上げます。
久しぶりに会った子どもたちの弾んだ声にこちらも励まされます。
「お休みの間何をしていましたか?」とたずねました。
「おいしいものをいっぱい食べたよ」「おせち食べた」「おにく」「おすし」「にくまん」「バナナ」・・・
次々と食べ物のことが出てくるあたりは、第三平和の子どもらしく、微笑ましさをおぼえます。
加えて、お家の人と遊んだことを喜ぶ声が多くありました。
そこには、いつもの年末年始のお休みと変わらない子どもたちの充実した様子を感じました。
〇、一歳児のクラスでは、一週間であっても言葉が増え、また、できることも増え、保育者が驚かされています。
特に今年はお家の方との濃密な時間があったのではないかと拝察し、こちらまでうれしく思ったことでした。

新年最初の登園の子も笑顔で一日を過ごすことができ、安心しています。
保育園では新年のはじまりを礼拝からとしています。
年の初めに、週の初めに、また一日の初めに、まずお祈りしてから始めるというのは、神さまによって私はいつも新しくしてもらっているからです。聖書からそのように知ることができました。
保育園の子どもたち、また保護者の皆様もまた、毎日が喜びにあふれて、心も身体も健やかに歩むことができるように祈っています。

クリスマスおめでとうございます

クリスマス 新しい月を迎えて

朝、外から入ってきた子どもたちの手の冷たさに本格的な冬を実感しています。

アドベントクランツに一本ずつロウソクを点けて喜びの光がだんだんと大きくなることを子どもたちと待っています。
「おほしがひかる ぴっかぴかー」とそれぞれのご家庭でもお子さんがさんびかを口にしている頃ではないでしょうか。
子どもたちはアドベント礼拝の度にクリスマス物語を聴いています。
〇、一、二歳児も話をする保育者をじっとみつめ、興味をもって、聴いてくれています。
母マリアはイエス様を授かったのは十代中頃だったそうです。神さまは救い主として世界の人々のためにご自身の子どもを若い夫婦に託されたことが尊いことであると思うのです。
わたしたち保育園も小さな群れとして、子どもたち一人一人の健やかな育ちのわざを担わせていただいていることから、この尊さに本当に感謝しています。
毎日の生活を振り返りますと私たち大人も神さまの子どもとして大きな愛の中に育まれていることを改めて感じます。等しくクリスマスの恵みが与えられていることを共に喜び、保護者の皆様と共に祝いたいと願っています。
クリスマスおめでとうございます

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