だいさんへいわ

ほのおや鳩、教会の飾りでいっぱいにして

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 今月から、2年ぶりに保護者の方の入館を再開しました。
 振り返れば、保育室の様子や子ども同士のやり取り、保護者の方同士の交流などもはかられないまま、この時期までご協力いただきました。長い期間、本当にありがとうございます。
「ぼくのお部屋はこっちだよ。」
「ぞうさんバッグはここにかけるんだよ」
 保育室に子どもと一緒に向かわれる保護者の方の背中に喜びを感じました。また私たち職員がこれまで以上にお顔合わせさせていただく機会が与えられ、生活の様子を端々に見ていただくことは、大げさではありますが保育園の息づかいと言いますか、命あるものを感じていただけるのではないかと思います。
 食事のサンプルやお部屋前の写真などに会話が弾み、園全体が活気に満ちて、うれしく思いました。

 各保育室にて、準備の仕方に違いがあります。
たとえば、本館の乳児クラスは保育室の手前で着替えの補充などを済ませていただきます。
 新館のゆり、ばら組は子どもが保育室に入ってから自分で準備をします。あいだのすみれ組さんは、ちょうどその中間になるでしょうか、お家の方と一緒に支度をすることになります。身の回りのことを自分でするようになるというのも発達の段階があります。朝に帰りに、ぜひほかのクラスの子どもの様子なども目に留めていただければと思います。
 今月は、ペンテコステ(聖霊降臨日)のお祝いがあり、花の日(子どもの日)があります。
 保育園の中をほのおや鳩、教会の飾りでいっぱいにして、また、お花できれいに飾って、喜びの時としたいと思います。

安心して過ごすことのできる場所や時間を

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

保育園の木々も活き活きとして、緑が鮮やかな季節になりました。
新入園の皆様におかれましては、慣れ保育へのご協力ありがとうございました。ひよこ組もお部屋から這い這いでテラスへ出、草花をみたり、こいのぼりが泳ぐのを指差ししたり、わらべうたに声をあげて笑ったりしています。
ほかのクラスの子もようやく自分が安心して過ごすことのできる場所や時間をおぼえて、喜んでいます。
 
これからの季節は、風も気持ちよく、野菜を植えたり、砂場あそびをしたり、戸外での活動が楽しくなります。今年も園庭を自然豊かにしたいと築山の芝を植えました。新芽が出て、根が張ってきましたら、バッタやカマキリが来てくれるのを待ちます。暑さを感じさせる日が多くなりました。
屋上や園庭、ホールでもマスクの蒸し暑さや息苦しさに注意して、たくさん遊びたいと思います。
 
さて、先日の保護者懇談会には多くの保護者の方のご参加ありがとうございました。玄関先での受け渡しを続けている中で、館内に入っていただくこと自体、二年ぶりのことです。保育園の中での様子を少しでも感じていただけたでしょうか。保護者の皆様同士、笑顔でお顔合わせできたこと、また、家庭での様子を教えていただいたことも保育者は励みになりました。今後とも遠慮なく保育者にお声掛けくだされば幸いです。

子育ての喜びを

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

ご入園、ご進級おめでとうございます。

桜の花が舞う春がやってきました。
子どもにとっても、またご家族の皆様にとっても、保育園の始まりの日は印象深い日となります。
はじめのお預かりは涙しますが、お部屋の様子や保育者の様子がわかってくると直に穏やかにすごすことができるようになります。安心して保育者にお委ねいただきたいと思います。
感染症予防のため玄関先での受け入れを続けています。
スムーズな受け入れを、と心がけております。短い時間であってもお部屋での様子をお知らせできるよう努めます。
4月16日(土)に保育園としては、久方ぶりにクラス懇談会を開催しようと備えています。
子育ての喜びを保護者の皆様同士、また、保育者も共有させていただき、豊かな保育園生活となれば、と思います。
また、今月はイースターを迎えます。
イースターに至る前の期間は受難節と言って、イエスさまの十字架の苦難を思ってすごします。
そして、イースターの日には復活の喜びを保育園全体で祝います。新しい命が生まれるこの季節に、神さまから多くの恵みをいただいていることを感謝して、すごしたいと思います。
新しい一年間、どうぞよろしくお願いします。

喜びもいただく

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

一年で最も寒い季節が来ました。
今年は例年以上に厳しいように感じます。
先月は積もるほどの降雪がありました。
 「すごいね!空からいっぱい降ってきてるよ。」
 「わたあめみたいだね」
あっという間に築山や玄関前を白く染め、子どもたちに歓喜の声があがりました。
はじめてみる雪に目をキラキラ輝かせている子どももあり、手で触れたその冷たさに驚いている様子もいとおしく思いました。
園庭、屋上、テラスとも格好の遊び場となり、雪だるまや雪うさぎをつくって大変に盛り上がりました。
翌朝には、凍結した坂道でヒヤリとされた方もあり、大人にとっては気をつけることが多い一日でしたが、これだけ保育園全体がワクワクした雰囲気に包まれたのも久しぶりでした。
感染症のことで非日常に悩まされる私たちは、この自然のもたらす非日常に喜びもいただくのだなと思いました。
 
感染症の流行がこれまで以上に大きくなり、いよいよクラス閉鎖、休園措置のお知らせをすることとなりました。お仕事にも影響が及び、ご不便をおかけします。
あらゆるご協力に感謝申し上げます。
ひきつづき感染予防に努めます。どうぞよろしくお願いします。

子育ての喜びや難しさを遠慮なく

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

新しい年、お慶び申し上げます。

 だいぶ寒い年の瀬でしたね。
 保護者の方から、「キリスト教の施設なので『明けましておめでとうございます』はおかしいですか」と尋ねられたことがあります。保育園の子どもには伝えたことですが、1月6日まではクリスマスの期間としています。そして、イエスさまが降誕されて、2022年経ったということを喜びと考えれば、遠慮なく新年のご挨拶を交わすこととしたいのです。
 
 年末年始の長い期間、ゆっくりできましたでしょうか。少し警戒しながらお出かけしたり、帰省されたりするご家庭もあったようにお見受けします。思えば昨年から感染症のことで制限の多い一年でした。保護者の皆様にもご協力いただくことが多く、本当に感謝申し上げます。
 
 年末から配信している動画も好評いただいています。日ごろの子どもの変化をお伝えできる機会を持つことができ、こちらもうれしく思っています。こういった動画や生活写真をご家庭で見るときに、ご家庭とは違った姿を見せてくれる子どももあります。その一方、わたしたちの知らない姿を保護者の方の前で表すこともよくあることです。少しでも保育園とご家庭とで子どもたち一人一人の育ちをよろこび合うことができればと思います。
 
 今月、もう一度個人面談を行います。大切なことは、子育ての喜びや難しさを遠慮なく保育者に伝えてほしいということです。土曜日の貴重な時間ではありますが、ご協力よろしくお願い申し上げます。

収穫感謝の日

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 11月は収穫感謝の日を祝います。
 これは、アメリカの祝日、“サンクスギビングデイ”に由来しています。
 いまから400年ほど前の話です。
 イギリスからの移民としてアメリカにきた人々は、到着した最初の年に食物を得ることが難しく、多くの死者を出しました。
 その時に助けてくれたのは、その土地に詳しい先住民でした。先住民から知恵を得、翌年には穀物の収穫を豊かにすることができました。
 しかし、その後のアメリカはしばらく悲しい争いの歴史となりました。
 戦いが終わりを迎えたとき、第十六代大統領のリンカーンは、この日を家族で迎える日、与えられた恵みに感謝する日として、「サンクスギビングデイ」として祝日としました。
 保育園では、この日、秋の実りとあわせて、野菜や果物を囲んで礼拝をささげます。
 今年は特に普段保育園の中でいただいている給食の食材を並べて、育ててくださる農家の方や運んでくださる業者の方、給食の先生にも「ありがとう」の機会をもちます。
 私たちは、すべて自分の外から入ってくるものによって、大きくなります。しかも、私たちが口にするまでに相当な時間や働きを要しています。
 育まれた命をいただきながら、わたしたちの子どもにかける言葉の豊かさの大切さをおぼえます。
 そして、いただく命のもとに神さまがいます。
 自ら発する「ありがとう」の言葉に満たされながら、やがてくるアドベント、そしてクリスマスのことを思い、この月を過ごします。

リレーや玉入れの練習をしました

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 園庭での変化が楽しみな季節になりました。
 金木犀のあまい香りを楽しみ、黄色い小さな花はすぐに散っていきました。
 樹々の葉が色づき、秋色に染まっていきます。皆さんに見ていただけないのが残念なのですが、本館のひよこ室のテラスの奥のマテバシイの木もずいぶん大きくなりました。今年こそドングリがついてくれるとよいと願っています。プランターで育てた夏の植物から、秋冬に新しい植物を植えたいと思います。
 
 天気が良い日が続き、園庭や屋上での遊びが楽しくなってきました。
 砂場で遊ぶ日はどうしても玄関が砂まみれになります。今日はゆり組の子どもたちがほうきをもって、掃除のお手伝いをしてくれました。
 「次はわたしも」、「ぼくも」と玄関だけでなく、建物の通路や園庭まで交替で掃いてくれます。
 大人の目からは“お手伝い”になりますが、子どもたちにとっては遊びや生活の一部になっていることが、微笑ましい光景でした。
 
 わくわくプレイデイは第5回を数えます。
 先日、ばら組は開催場所の第一平和保育園園庭に行き、リレーや玉入れの練習をしました。走って、動いて、みんなで励まし合って、よろこぶ姿に今から当日が楽しみです。
 感染症拡大予防のため、今年度もクラスごとに実施します。保護者のほとんどの方がご家庭で見ていただきます。
 
 一日も早く、感染症のことを気にすることなく、園全体の行事として「子どももお家の方もみんなわくわく」の、わくわくプレイデイが開催できる日を願っています。

早寝・早起き・朝ごはん

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 涼しい九月の始まりでした。
 夏の間、お休みのご協力いただいたご家庭も多くありました。ありがとうございました。
 この夏は緊急事態宣言下で、おでかけにも制限があって、お家の中で過ごすことの多い毎日だったと思います。ご実家への帰省も難しく、オンラインでつながるとことが新しい日常になりつつあるようです。
 先月は暑さ指数や後半の長雨によって、室内ですごすことも多かったのですが、水遊びの機会を持つことができ、良かったです。
 水を汲んだり、みずでっぽうをしたり、噴水から容器に水を溜めたりと思い思いに水に親しんだ夏でした。
 さかなの装飾を施したり、スライムでひんやりとした感触を楽しんだり、夏としての趣向を凝らして各クラスがすごしました。
 この秋もお迎えの際に開口一番「きょうはたのしかったよ!」と言ってもらえるように、また、喜びを増やしていきたいと思います。
 だいぶ、玄関で写真などを見ていただくことも多くなりました。子どもの育ちの様子をしっかりと見ていただくために、二か月ごとのクラス写真もぜひご覧ください。
 秋の季節になりますと、徐々に日が短くなります。
 ここであらためてお願いしたいのは、睡眠を含めた生活習慣をご家庭ごとに整えていただくことです。
 特に、「早寝・早起き・朝ごはん」は乳幼児期の身体にとっても、大切なことです。保育園の主活動は9時に始まりますので、遅くとも2時間前の7時には起床することをおすすめしています。
 朝晩も涼しくなり、体調を崩しやすい季節でもあります。
 充分な睡眠と栄養をとって備えましょう。

「 わたしの〇〇 」

だいさんへいわ 新しい月を迎えて


 この夏も平和について、子どもたちと知る機会を得ています。
 「仲直りをする」「敵を愛する」「さばかない」という題で聖書の話を聞きました。神さまはとても難しいことを私たちに期待します。
 
 保育園では、お互いの違いによって、さまざまな争いが生まれます。そこで争いのもとは何かを子どもたちと考えてみました。
 
 赤ちゃんは五感を通して、自分とほかの人、家族と保育者、いつもいる人、いない人を認知し、その幅を広げていきます。自分と身の周りの違いを知ると、年齢を重ねるごとに、「わたしの先生」「わたしのともだち」「わたしのばしょ」「わたしのもの」といったように、「わたしの〇〇」が増えてきます。
 自分を基点として、世界を広げていくことは成長の過程でとても大切なことです。
 しかし、集団で生活しているがゆえに多くの異なった「わたしの〇〇」がお互いに衝突を生みます。
 
 神さまはまず最も大切にされるのは「わたし」そのものと言ってくださいます。まず、わたしが大切にされている。このことが一番の根にある。この喜びを知る保育園でありたいと思います。
 
 オリンピックの年、自分と周りとの関係を一層強く思います。多様性を重んじられ、保育園の小さな世界の中でも等しく互いに認め合うことを大事にしたいと思います。小さな世界の平和の種まきを今日も続けていきます。

自然と背中がしっかりしてくるような

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 木々は緑を深くして、雲雀がかわいく鳴いているのを耳にしました。子どもたちと外の広がりに目を向けて過ごしていく五月としたいものです。
 長いお休みの間は楽しく過ごされたでしょうか。
 新型コロナのことも影響して、ご家庭で静かな毎日を過ごした方も多いように思います。
 四月に入園したばかりの子どももお部屋や大人に慣れてきました。ここからは生活や時間、見るもの聞くものに少しずつ自分らしさが出てくるかと思います。
 子どもの日を経て、この時期の乳幼児期の育ちのことを思います。殊に乳児クラスの今月のテーマは這い這いの大切さをおぼえています。健康体育でご指導いただいている桑村先生から伺うところでは、人間は生まれてから二足歩行へと移行するまでに、寝返りから腹ばい、這い這いから高這いへというように低い姿勢から高い姿勢へと段階をともなって、育っていきます。
 このところは身体の軸がしっかりとした状態になるまで、よく見ていく必要があります。確かに幼児クラスの子どもたちを見ていると椅子に座っても、姿勢が保てなくて、机にひじをついたり、背中が丸まっていたりとどうも身体がぐにゃりとやわらかい子が多い気がしています。
 日常の遊びの中にくぐり棚やトンネルを用いたり、階段を四つ這いで上がったりしながら、自然と背中がしっかりしてくるような遊びを取り入れていきます。
 
 玄関先対応を行っていることが続き、何とか日ごろの保育の様子をお伝えできるようにとクラスのお知らせを貼るようにしています。お待ちいただく間にご覧頂けたら幸いです。
 ピスティスの会の職員研修のため、ご協力いただきましたこと、心から御礼申し上げます。日ごろの豊かな保育のために資するように有意義な時間を過ごさせていただきます。

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