子どもたちの成長を感じたり、絆も

だいさんへいわ

山みちのうた

(宮沢章二)

山みちで ひろったよ
いろんな声を ひろったよ
 鳥の声 風の声 水の声
ひろったけれど おいてきた
山をおりるとき おいてきた
 
山みちで あそんだよ
いろんな秋と あそんだよ
 虫の秋 草の秋 石の秋
あそんだけれど わかれたよ
山をおりるとき わかれたよ
 虫の秋 草の秋 石の秋
山に生きている 山の秋だから
ふもとの道で わかれたよ

 
 秋晴れに誘われる散歩の日も多くなってきます。プレイデイが行われた緑ヶ丘第一公園には大きなドングリ(シラカシ)やケヤキの実、イチョウの実の銀杏もたくさん落ちています。これから色づいてくる葉っぱも拾って、さまざまなあそびが展開されることでしょう。先日は大カマキリを捕まえてきて大喜びしていました。一方、カブト虫が死んでしまってみんなはがっかりしていました。土の中に返してきましたが、いろんな思いがあるようです。
 子どもたちをできるだけ自然の中で遊ばせてあげたいなと思います。自然はゆっくりといろんなことを教えてくれます。そして、子どもたちの心を開放しはぐくみ、豊かな人間へと導いてくれる原動力となるのです。
 気候もよくなり戸外へでかける機会も多くなるかと思います。車や電車、バスなど長時間乗り物で出かけるよりは、近くの公園や土手などでゆっくりかかわることで、子どもたちの成長を感じたり、絆もしっかりしたものとなることでしょう。

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