文末の一言が
2023年8月1日
先日、うれしいことがありました。
保育園のポストに手紙が入っていまして、差出人は三月に卒園した小学一年生のTくんとご家族からでした。
しかも、わざわざ園まで届けてくださったようです。
“だいさんへいわほいくえんのせんせいへ
ほいくえんにいるとき、
そだててもらってありがとうございました。
〇〇しょうがっこうにいってから、
さんすう、こくご、どうとく、たいいく、せいかつ、
しょしゃ、おんがく、しゅくだい、けいさん、
などがんばっています。またきます。”
書き方ノートに丁寧に書かれた内容に、今のT君の様子が溢れていて、「うん、うん」とうなずきつつ読ませていただきました。お母様もT君が表現した内容に驚かれたようです。
わたしたちの施設は、学区の境目にある保育園です。
卒園すると複数の小学校に分かれます。お母様からの手紙からクラスに同じ保育園からの子はいないこと、それでも新しい関係の中で活き活きと過ごされていることが知らされました。
最近はメールのやり取りなどが多く、直筆で手紙を書く機会も少なくなりました。
瞬時に伝わる電子のものとは違った伝わり方が手紙にはあります。元気さや健やかさが字体にも表れています。
「またきます」の文末の一言がうれしいですよね。
いつでも待っています。
クラスには段ボールで作った赤いポストが置かれています。字やイラストを描いて、ポストに入れて、先生や子ども同士でのやりとりを楽しみます。
日常の遊びがいろいろな豊かさを含んでいることに感謝しています。