「 わたしの〇〇 」
2021年8月1日
この夏も平和について、子どもたちと知る機会を得ています。
「仲直りをする」「敵を愛する」「さばかない」という題で聖書の話を聞きました。神さまはとても難しいことを私たちに期待します。
保育園では、お互いの違いによって、さまざまな争いが生まれます。そこで争いのもとは何かを子どもたちと考えてみました。
赤ちゃんは五感を通して、自分とほかの人、家族と保育者、いつもいる人、いない人を認知し、その幅を広げていきます。自分と身の周りの違いを知ると、年齢を重ねるごとに、「わたしの先生」「わたしのともだち」「わたしのばしょ」「わたしのもの」といったように、「わたしの〇〇」が増えてきます。
自分を基点として、世界を広げていくことは成長の過程でとても大切なことです。
しかし、集団で生活しているがゆえに多くの異なった「わたしの〇〇」がお互いに衝突を生みます。
神さまはまず最も大切にされるのは「わたし」そのものと言ってくださいます。まず、わたしが大切にされている。このことが一番の根にある。この喜びを知る保育園でありたいと思います。
オリンピックの年、自分と周りとの関係を一層強く思います。多様性を重んじられ、保育園の小さな世界の中でも等しく互いに認め合うことを大事にしたいと思います。小さな世界の平和の種まきを今日も続けていきます。