“暗闇”に身をおく期間
2021年12月1日
私たちは灯りのない生活をなかなか想像しづらい状況にあります。
11月16日は「もしも2時間ほど停電になったら」という設定で照明を消して保育を実施しました。いつもと違う部屋の様子に涙する子もいました。各クラスとも備えてあった災害用LEDランタンを灯しました。
とても明るく部屋をくまなく照らしてくれたので、子どもも大人も安心して過ごすことができました。
アドヴェント(待降節)の時期は特にこの“暗闇”に身をおく期間でもあります。
聖書の時代、一日は日没から始まりました。二千年前の夜の闇はとても深く、寒いものであったろうと思います。
さらに外敵に支配された暗い世の中、それぞれが自分たちのためだけの毎日を過ごしていました。まさに暗闇の中を歩んでいるようなものでした。
神さまから与えられた言葉は、「やがて光が与えられる」という希望の言葉です。
クリスマスはイエスさまの降誕という大きな恵みが与えられます。
アドヴェントの暗闇にロウソクが少しずつ灯っていくことを眺めて、喜びも豊かになっていくことを子どもたちと体験します。
おうちの方にとっても、困難な一年であったかと思います。子どもたちと共にあたたかなクリスマスを迎えることができますように。
クリスマスおめでとうございます。