3月2021

保育園で過ごした歩みが

新しい月を迎えて

 屋内にとどまることが多いからこそ、春の到来をうれしく思えてなりません。
 ばら組のみんなが大切に育てたヒヤシンスも色とりどりの花をつけ、晴れやかなお祝いの日を飾ります。
 新館の完成から一年が経過し、園庭やホールなど活動の幅を広げて過ごすことができました。
 園児の数も増え、多くのご家族と共に保育園の中で交わりの時を大切にしていきたいと願いました。
 保育園の営みはやはり対面で、肌と肌が触れる関係の中で、といつもこのことを大切にしてきましたが、マスクでの保育のやるせなさを味わいました。
 あらゆる変化を余儀なくされた一年でした。
 しかしながら皆様のお支えにより、健やかな保育のいとなみを続けることができました。心より厚く御礼申し上げます。
 先日は「ふゆのおたのしみかい」を行いました。
 ばら組のグループが思い出のお部屋をまわって、謎を解きました。保育者も共に楽しんで、良い時間をすごしました。
 いよいよ3月6日に25名の卒園児を送ります。
 ひとりひとりの名を呼んで、卒園証書を手渡す際には、保護者の方の子育てをご一緒させていただいたことも深く思い出され、ここまでの歩みを振り返り、胸が熱くなります。
 初めての登園日に後ろ髪ひかれる思いで出勤された日のこと。楽しかった保育園での出来事を嬉々として話しながら帰った日のこと。急な発熱でお仕事の調整をしていただいた日のこと・・・。
 子どもたちの中に少しでも保育園で過ごした歩みがとどまってくれると嬉しいです。
 そして、いつか大きく成長され元気な姿を見せてくれたらと思います。

そうすれば

みことば

三月の聖句

マタイによる福音書 7章 7節

子どもが必要とするものを保護者の方が知っているように、神さまは私たち一人ひとりに今必要なものを与えてくださっています。