色々なことが豊かになる秋
2019年9月1日
ようやく夏の暑さから解放されました。
この夏も、日を選んで、水遊び、プール遊びも安全に行うことができました。乳児クラスは、沐浴を兼ねて、大きなたらいに水をはって、おもちゃのアヒルをすくってみたり、シャワーを上から流して遊んだりして、水に親しみました。
気持ちのよさに思わず「きゃっ」と声が出て、笑顔がはじけます。
幼児クラスは、安全監視の職員を立てて、存分に顔を水につけ、できる子はすいーっと端から端まで泳いで楽しみました。
ひと夏を越えた子どもたちに感じているのは、クラスの仲間や職員とも喜びをともにできることの経験が多くあったということです。
「今日は大きいプールでもぐれたよ」「プールにふねを浮かべたんだよ」「おわってから飲んだうめジュース、おいしかったよ」
と帰りの玄関先で、親子で話しが弾んでいる姿を見て、安心しています。
「コミュニケーション力というのは、おしゃべりができるということではなく、どれほど子どもが喜ぶことを分かち合うことができるかということです」児童精神科医の佐々木正美氏の著書の一文です。
私たちはつい悲しむこと、人の痛みに共感できることを子どもたちに期待しますが、まずその前に子どもたちが何を喜んで過ごせているのかをいつも考えて歩みたいと思います。
この夏は、第二平和保育園のばら組さんも三階の大型プールに遊びに来ました。五月のあすなろキャンプ以来でしたが、喜びを共有した仲間として迎えたいと、帰りに引き留めて保育室に立ち寄ってもらいました。
ただ、お部屋でお茶を飲んでもらっただけなのですが、それだけでもお客さんを保育室にお招きしたばら組の子は誇らし気でした。
色々なことが豊かになる秋が始まります。