3月2023

共に育まれたことに感謝

だいさんへいわ 新しい月を迎えて

 桜のつぼみも膨らみ、一気に春めいてきました。
 4月の頃は這い這いですごしていたひよこクラスの子どもたちも、今では自分たちの靴をもって、力強い足どりで園庭に向かいます。
 園庭に出ますと大きいクラスの子どもたち同士で、さんびか「ちいさいいのちが」を歌いながら、園庭の地面を掘り起こして、虫たちが目を覚ますのを楽しみにしている姿に、こちらもうれしくなります。
 目に見えない大切な世界に子どもたちが目を向けている。私たちが日ごろ子どもと共に心にとめたい点です。
 先日のおやこ交流会でのこと、お子さんと並んで立った保護者の方が自己紹介でこうおっしゃられました。
 「この子の好きなところは、私のことを好きと言ってくれるところです。」
思わず拍手をしてしまいました。
 親子でお互いに響き合っているという尊さに、保育者は励まされました。

 今月は、ばら組27名が卒園を迎えます。
 この保育園も生まれて6年。よい出会いが与えられ、保育者も子どもも共に育まれたことに感謝しています。
 「この子たちにできるだろうか」
 行事の企画や日常の保育者の提案に、何度心配し、その後に自分の想像力の未熟さを思い知らされたか、わかりません。
 この保育園を心の拠り所として、元気にはばたいていってほしいと願います。
 残りのひと月も、その日一日を丁寧にすごしていきます。

 春の穏やかさの中に今年度を無事に終える感謝を思って止みません。
 皆様、本当に一年間お支えをいただき、ありがとうございました。

どんなことにも

みことば

☆3月の聖句

テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 5章16~18節

悲しいとき、辛いときにも喜ぶことができるでしょうか。
自分一人では、とても難しいことだと思います。
神さまと共にあって、いつも喜ぶことができます。
※卒園式の際には一年間の聖句を暗唱します。