このさんびかをうたうと、
2022年9月1日
暑さもひと段落といったところでしょうか。
八月の下旬から、園内に広がった感染症につきまして、皆様にご心配をおかけしました。また、多くのご家庭にご協力いただきました。感謝申し上げます。
感染警戒期間中は、クラスごとに小さな礼拝をささげました。さんびか「キリストのへいわ」を歌おうとしたときのことです。
「このさんびかをうたうと、
なぜだかわからないけど
なみだがでてくるんだ。」
ゆり組の子がポツリとつぶやきました。
このさんびかには幼い子どもの心に響くものがあるということがわかりました。
キリストの平和が/わたしたちの心の
すみずみにまで/ゆきわたりますように
(こどもさんびか キリストのへいわ)
歌っていると涙が出てしまう。その子どもの感性のすばらしさにわたしも思わず嬉しくなりました。もしかしたら、ご家庭で別の楽曲を耳にして、「この曲 素敵じゃない。泣けてきちゃう。」などと話しているのを聴いたことから、そういう表現が出たのかもしれません。
メロディなのか歌詞なのか、その子の心を打つものがある。音楽に触れることの大切さを感じずにはいられません。子どもの感性に触れたときには、できるだけお家の方とご一緒に喜びを共有したいと願います。
これは、音楽に限ったことではありません。保育園には、そういった瞬間が数多くあります。
秋、冬の行事は、子どもの小さな喜びに触れる機会を 共に味わいたいと願います。