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入園前の問い合わせで熱心なのが食事のことです。どのような食事が提供されているかはもちろん、食材やアレルギーの対応、形やメニューなど、話題に事欠きません。
毎日のクラスでも、こども、保育者はその日の給食に思いが募ります。
食育が大切にされるようになり久しくなりました。
子どもたちのいのちに関わる大切な事柄として、単に食べることの大切さを伝えるだけでなく、子どもたちが育っていく過程で、どのような食材に出会ってきたか、どのように食べるか。大きな変化が生じるこの乳幼期に、毎日の様子をご家庭と共に喜びたいと願っています。
保育園では、その日の食事の写真を玄関先に映しています。
送迎時に親子の会話が弾む様子を聴かせていただくことも多く、中には、給食室に毎日立ち寄って、「今日の給食おいしかったよ」と声をかけてくださる家庭もあります。
「あそび」と「食」、ぜひご家庭と共に毎日の伝え合いができれば、と願います。
給食室の栄養士、調理師は「保育者」として、毎日の
子どもの育ちに喜びをおぼえています。
今月は収穫感謝礼拝があります。
アメリカで祝われるサンクス・ギビング・デイにあわせて、行われます。
今年も「育てたものを食べたい」とクラスごとに少しずつ大きくなったキノコ、野菜の成長を楽しみにしています。
子どもたちと気づかされるのは、私たちがこうして野菜の育つのをじっと見て、水をあげて、楽しみにしているように、神様は私たち一人一人をじっと見て、必要なものを与えてくださり、少しずつ育つことを一番喜んでくださっているのだということです。
わたしたちも神様の実りとして、喜びの秋をすごします。

文末の一言が

新しい月を迎えて 未分類

先日、うれしいことがありました。
保育園のポストに手紙が入っていまして、差出人は三月に卒園した小学一年生のTくんとご家族からでした。
しかも、わざわざ園まで届けてくださったようです。


“だいさんへいわほいくえんのせんせいへ
ほいくえんにいるとき、
そだててもらってありがとうございました。
〇〇しょうがっこうにいってから、
さんすう、こくご、どうとく、たいいく、せいかつ、
しょしゃ、おんがく、しゅくだい、けいさん、
などがんばっています。またきます。”

書き方ノートに丁寧に書かれた内容に、今のT君の様子が溢れていて、「うん、うん」とうなずきつつ読ませていただきました。お母様もT君が表現した内容に驚かれたようです。

わたしたちの施設は、学区の境目にある保育園です。
卒園すると複数の小学校に分かれます。お母様からの手紙からクラスに同じ保育園からの子はいないこと、それでも新しい関係の中で活き活きと過ごされていることが知らされました。
最近はメールのやり取りなどが多く、直筆で手紙を書く機会も少なくなりました。
瞬時に伝わる電子のものとは違った伝わり方が手紙にはあります。元気さや健やかさが字体にも表れています。
「またきます」の文末の一言がうれしいですよね。
いつでも待っています。
クラスには段ボールで作った赤いポストが置かれています。字やイラストを描いて、ポストに入れて、先生や子ども同士でのやりとりを楽しみます。
日常の遊びがいろいろな豊かさを含んでいることに感謝しています。