だいさんへいわ
だいさんへいわ 新しい月を迎えて
2024年11月1日
十一月一日、ばら組の子どもたちと秋晴れの畑ですごしました。
お弁当のご用意ありがとうございました。
毎年、わたしたちの園の芋掘りは観光農園でなく、実際の農家の方の広大な畑に伺って、育った芋をつるごと引き抜くところから始めます。
今年もベニアズマの成育が良く、このところの雨を経て、さらに大きくなったとのことでした。
長いつるを引っ張って、いくつもつながった色鮮やかなさつまいもが顔を出します。
「だれか~、こっちのおいもをひっぱるのをてつだってー」
生まれたばかりの赤ちゃんを抱えるように掘り当てた芋を大切に抱えている姿が印象的でした。
「そっちは、よその家の畑ですよー!」
気がついたら、子どもたちは夢中になり、隣の畝(うね)まで掘り進めるほどでした。
園庭でも公園でも体験できない時間を、保育者と共に味わいました。
自然の中です。芋づるを持ち上げるたびに当たり前のように大きな虫や蛙、カナヘビもあらわれます。
ひとりの子がぽつりとこう言いました。
「この畑にはたくさん虫がいるっていうことは、お芋たちもさみしくないよね」
大人からはなかなか出てこない表現ですよね。感動をおぼえます。
子どもたちの心の中には、虫には虫の、芋には芋の豊かな物語があります。
目に見えない世界を子どもたちが見ていることに気づかされつつ、秋の収穫に感謝するひと月をすごします。
だいさんへいわ みことば
2024年11月1日
☆11月の聖句
神からいただいた喜びは自分だけのものとしない。
むしろ、自分の内側から溢れる喜びは、周りの人に伝え、感謝となって表れることだと思います。
今月は、収穫感謝の礼拝をこの聖句によって、祝います。
だいさんへいわ 新しい月を迎えて
2024年10月1日
風が心地よく感じられるようになりました。
今夏は屋上に人工芝を敷きました。
最近、涼しい日を選んで、0歳児クラスの子たちも屋上へ行き、這い這いですごし、秋の高くて広い空を見上げる機会がありました。
「きもちいいねー」と子どもの声が聴こえてくるようなそんな笑顔と共にすごしています。
次はいよいよ四人乗りのお散歩バギーにも挑戦し、少しずつ戸外の様子も味わえるようにしたいと思います。
幼児クラスも散歩先や園庭で秋の実りをみつけたり、木々の香りを感じたりと外に出ることの楽しみがますます増えていきます。
「たのまれていた枝をひろってきたよー」
散歩から帰った四歳児クラスの子が早速公園からお土産を届けてくれました。
めいっぱい身体を動かしたからでしょうか、給食室から「〇〇組さん、おかわりのごはんたりないそうです」と内線が職員室まで聞こえてきます。
この秋、第三平和保育園は新しく絵本の部屋を作りました。
「保育園にいる間に良い本に出会ってもらいたい」との願いから職員室で保管していた絵本をいつでも手に取れる環境にしました。
皆さんの中にも、思い入れのある一冊があるのではないでしょうか。ぜひお知らせください。
これからは、保育者からのおすすめの本や季節に合わせた絵本を紹介し、よい時間を過ごせる機会を増やしていくことを考えています。
読書の秋にあわせて、子どもたちの世界が広がっていきます。
だいさんへいわ みことば
2024年10月1日
☆10月の聖句
保育園では、ときに子どもたちが一つの思いで心を合わせるときがあります。
周りの人の痛みも喜びも自分のこととして考える大切な時間です。
だいさんへいわ 新しい月を迎えて
2024年9月1日
この夏は、各クラスとも涼しい部屋の中でたくさんの体験をしました。
心と身体が満たされたのでしょうか、ばら組の子どもたちから、「しあわせだね~」との言葉が聞かれ、満足した様子にわたしたちもほっとしています。
この季節、保育者養成校より、実習生を迎えています。
今の保育の一番新しい学びを座学にて学んでおられる方の子どもを見るまなざしにこちらも襟元を正される思いがします。
学生の方々は卒業して、資格が得られるとすぐに保育者としての歩みが始まります。
ご家庭でお子さんが与えられて、すぐにママ、パパと呼ばれるように保育者として立てられると「先生」と呼ばれます。
子どもと関係を気づき、保育者となるには、ご家庭と共に一つ一つ時間をかけて、経験を積み上げていく必要があります。
若い保育者の魂を思い、あたたかく迎えていただきたいと願っています。
また、ばら組の保護者の方の保育へのご参加に感謝しています。
たくさんの子どもたちに囲まれ、楽しかったと伝えてくださったご家族の笑顔が印象的でした。
一日の様子や子どもたちと大切にしていることを、深く知っていただく機会があり、うれしく思います。
クラスごとの企画にも、積極的にご参加いただき、活動の中から気づきのことをお知らせください。
大人と子どもとたくさんの喜びを共に、といつも願っています。
だいさんへいわ みことば
2024年9月1日
☆9月の聖句
大人と子ども、性別や国、身体の大きさ、考え……、人は自分と他者と比べて様々のことに悩みます。
私たちをつくられた神は、一人一人に違いをもって、特別な仕方で養ってくださる方です。
そのまなざしに気がつきたいと願います。
だいさんへいわ 新しい月を迎えて
2024年8月1日
記録的な暑さの中、子どもたちは夏を全身で楽しんでいます。
今年は、屋上に広めの人工芝を敷き、上からミスト、下から噴水が出るようにして、楽しみもたくさん味わってもらえるようにしています。
園庭では、築山にブルーシートを敷いて、簡易のウォータースライダーにして遊んでいます。
水遊びの楽しさは涼をとるだけではなく、その水に触れる感触や「水を流す」「かける」「汲む」など、体験を通して、表現される言葉を知る機会でもあります。
あらためて、保育園はあそびという行いを通して、さまざまなことを五感を使って自分のものとする場所なのだと教えられます。
水のことと言えば、先日は濁り水の影響で、皆様には多くのご不便をおかけしました。
調理設備への影響はもちろんのこと、一時的にトイレが流れなくなった時間があり、慌てて、バケツやらペールに水をはったり、非常用のトイレの凝固剤を準備したり、災害時さながらの対応に迫られました。
幸いにして、当園はスムーズな復旧に至りましたが、普段当たり前のように使っている水道に不具合があると、保育園の生活にもこれほどまでに影響するのか、と保育者一同考えさせられました。
利用時間の調整、家庭保育の協力にも感謝申し上げます。
だいさんへいわ みことば
2024年8月1日
☆8月の聖句
マタイによる福音書 5章9節
子どもたちにとって平和とは何でしょうか。
礼拝の中では、ばら組の子が平和の反対は「じごく」と言っていました。なるほど恐ろしいものの対極に、平和があるということをわかっているのだと思いました。
お互いの違いの中に必ず争いが生まれます。
「平和になる」のではなく、「実現すべき行為としての平和」ということに思いが至ります。
平和を思う。祈る。つくる。平和保育園の子どもは誰よりもそのことを大切に聞いてきたのではないかと信じます。八月は、平和を思うひと月です。
だいさんへいわ
2024年8月1日
連日危険な暑さが続いています。
子どもの体調を気にしつつ、涼をとる遊びも始めています。
保育園では、黒球式暑さ指数計を用いて、園独自で屋上や園庭の指数を計測しています。日除けのテント、ミストシャワーなどを活用し、短い時間で水遊びを楽しみます。
だいさんへいわ 新しい月を迎えて
2024年7月1日
梅雨明けを待たず、暑い夏が始まりましたね。
そんな中、今朝は玄関で、
「きょうはバツグンにあついね」
と元気に保育園へ入ってくる子がいました。
「なんて素敵な表現」と思わずニンマリしてしまいました。この暑さをも喜びと感じていると励ましを受けました。
この夏も水あそびにむけて、準備を進めています。
屋上、一階テラス、園庭と各所で涼をとりながら、思い思いに水遊びを楽しんでほしいと願っています。
さて、第三平和保育園の幼児クラスは、館内を使って、「毎日の生活をクラスにかかわらず一緒に楽しもう」というコンセプトのもと、主活動の時間は縦割りのグループですごすことを始めていきます。
具体的には、すみれ、ゆり、ばら組が自分たちで遊ぶ場所を選び、あそびを通して、つながりを持てる機会を増やしていこうとしています。
毎日が、どの子どもにとっても「きょうもたのしかったね」と言って、笑顔で保護者の方のお迎えを待つことができるように、企画を立てていきます。
先日は、うさぎ組、ばら組の親子交流会、ゆり組のプレイデイと、平日開催の行事に心を寄せてくださり、ありがとうございます。
また、行事を終えて、多くの感想やご意見をいただきました。
保育者たちが皆様の言葉に励まされ、胸を熱くしました。これからの取り組みの力となります。
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