アドベントクランツに

だいさんへいわ

子どもたちと一本ずつ灯るアドベントクランツのロウソクをみつめながら、このさんびかを歌っています。保育園のクリスマスはアドベント(待降節)、「待つ」ことから始まります。アドベントは「到来」という意味です。

家畜小屋の赤ん坊イエス様を思うとき、保育園のおさな児と重ねて教えられることがあります。それは、ご家族の方や保育者の愛情や助けがなければ、生きることができない、本当にか弱くて、大切な存在だということです。
神様の子どもであるのに王様のように馬車に乗ってくるのでも、権威ある立派な姿でもなく、小さくて弱い姿で来られます。
しかしながら、確かな小さい光が与えられ、やがて全ての人を明るく照らす光となります。

2000年前のクリスマスはイルミネーションやごちそうでにぎやかにお祝いするものとは程遠く、寒く、貧しく、寂しいところに始まりました。

今年も4、5歳児によってクリスマスページェントがささげられます。
ユダヤのベツレヘムの夜の出来事を子どもたちが一生懸命に再現してくれます。子どもたちは演じることを通して、そして私たちはこのページェントを見ることによって、本当に一人一人に与えられた喜びだと知ることができます。

クリスマスはお子様それぞれの上にご家族の愛情がより一層注がれる日だと心から思います。
クリスマスおめでとうございます。

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