子どもたちの自己肯定感の確立について
2017年6月1日
全保協だより
子どもたちの自己肯定感の確立について
喜多明人(早稲田大教授)
乳幼児期における一番大切なことは「自分育ち」していくことだと思います。子どもが人間に育っていくには、大きく二つの軸があります。
- 一つは大人が関わって教えられて育つこと
- もう一つは自分の力で自分を育てていくこと
(エンパワーメント)
この自分育ちの原動力は、自己肯定感です。自分を認めてくれる相手(大人)がいないとだめなのです。日常的に楽しかったこと、悔しかったこと、辛かったことなど、感じたことを受けとめてくれる大人がいないとだめなのです。
なるほど、常に子どもの側にいる私たちは全てを受けとめてあげられる余裕が欲しいですね。